介護の日
2014年11月12日
11月11日は「介護の日」だそうです。
11月22日はいい夫婦の日でしたよね?
なんで11月11日は介護の日なのか?
そんなことより、みなさんは介護の日、どう過ごされたのでしょう。
毎年、普通にいつもどおりのお仕事なのですが、
今年は、岐阜県のとある医師会様主催のイベントに呼んでいただきました
企画された方は、何か介護のいい先生はいないかと
ネットで検索していたら、「ためしてガッテン」の映像が出てきて
この先生ならおもしろいかもと、お招きいただいたからすごいですよね
テレビで見る青山と、ほんとの青山ではかなりの開きがあると思うのですが
とはいえ、呼んでいただいたからには精一杯ガンバリマス
音楽療法士の先生が華麗で格調高いバイオリン演奏をされた後、青山の出番でした
この上品な雰囲気をぶち壊してしまうことに一抹の後ろめたさを感じながら、
津軽訛りのいつものトーンで惹き付けちゃうぞ
話しに引き寄せられ、ワザに釘づけ
地元ケーブルテレビさんが激写しています
今一つ広報がうまくいかず、主催者の方の予想よりは少なかったそうですが、
いつもどおりぐらいの人数ですので、問題ありませんでしたよ
終わったあと、家でだんなさんの介護しているのよ、という女性の方が
帰って頑張ってみるねと、とても明るく帰られたのが嬉しくまたじ~~んときました。
奥さんが明るい顔して帰ってきてくれるのが、一番うれしいことですよね
1人でも前向きになってくださっただけでほんと感謝、感激です
会場をバタバタと片づけ、その夜は
大阪のど真ん中、中之島にあるとあるでっか~~~いビルへ
設計の打ち合わせに向かいました。
まぁ、立派なロビー、立派な内装
ひとつビル間違えて、指定のフロアに行っても誰もおらず
隣のビルだよ いなかもんにはさっぱり
ようやくたどりついた隣のビルの7階の会議室。
スーツを着た賢そうな一流サラリーマンな方々がずら~~り
この方々を相手に、青山センセのいつもの熱弁オモシロトークが展開されるのでっせ
「みんな、頭良さそうだね~~~」と青山センセが口を開く。
そりゃそうだよね~~~そういう会社だもんね~~~。
こんなぎっりぎりの差し迫った状態で(着工・竣工が決まってる)今から
この津軽訛りのおっちゃんの一言でことごとく覆されるわけ~~~~っていう状況
若干、緊迫してます
でもお構いなしの青山センセ。
おじぃちゃん、おばぁちゃんにどんな風に楽しく暮らしてもらいたいか
みなさんにもわかってほしくてって、いろんな施設での楽しんでる様子を
バンバンプレゼンするのでした
あっけにとられるようにみなさん聞いてくださいました
でもそれはほんとにいい時間でした
大都会の高層ビルの大会社の会議室。
地に足をつけて、空とお日様と風を浴びて
心から幸せそうに笑うお年寄りたちのささやかな日常を嬉しそうに話す
このビルには似ても似つかわない青山センセ。
施設の中で自分の好きな場所を好きなように変えて、自分の居場所にしていく
楽しそうなお年寄りたち。
人が生きる。老いても人が人らしく暮らす。
老いゆえに家族と離れようとも、長年住み慣れた家を離れようとも、
馴染みの友達がいた地域を離れようとも、
もう一度、楽しく、充実した毎日を暮らせるようになることを知ってほしい。
ほっとできる空間、暮らしやすい生活用具、行き易いトイレ、温まれる極楽のお風呂、
自分で洗える洗面、自分も料理に加われる流し、洗濯、掃除、できることができてこそ
自分の暮らし。人にすべてやられて、何もやらせてもらえなくなってしまうなんて
暮らしと言えない。
できることを細々とでも続けられる、お年寄りにとっての快適な暮らしの提案。
建物を作る人たちと一緒に考えていけたらうれしい。
そうして、時間はまたたく間に過ぎて、気づいたら10時を過ぎ
大都会大阪を出たのは11時を過ぎていました
それでも伝えたいことは伝えた。
さぁ、これからです
年を取ることが楽しみな世の中にしたい!
年を取ったらワクワクする大きなびっくり箱みたいな施設へ行けるって
踏ん張って働く、みたいなね
ぼけちゃってても、マヒしてても、一人ぼっちでも
きっとあそこへ行けば、なんか自分を変えられるって思える場所。
そんな極楽でワンダーランドな施設を作るために、必死で話した2時間。
介護の日の締めくくりにしてはいささか出来過ぎです。
遅くまでお付き合いいただいた皆様、ほんとうにお疲れ様でした。
さぁて、どこの施設の設計がどこまで変わっちゃうんでしょうね~~~
再来年完成する予定なので、それまでのお楽しみ
RX組はまだまだ伸びしろがありまっせ
見といておくれやす