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さよならは悲しい言葉じゃない

2018年4月2日

平成30年度が始まりました。

平成という年号を使うのもあとわずか。

やはり何かが大きく変わるのではという期待と

時代の流れに任せず、自ら変えていかなくてはならない

という責任感を同時に感じます。

新年度スタートに無理くり合わせて強行した『転』が

ようやく終わり、新しい一歩を歩み始めました。

今年は自力で引っ越しした方が多かったようで

茨城県庁までも業者が見つからず自力引っ越しだとかcrying

なんとか借りられた2トントラックで、当面使わない荷物を青森へ届け、

残った荷物は、篠山の施設に預かっていただき、

まだ余った荷物は急遽トランクルームに預け

なんでこんなに増やしてしまったのかと後悔と反省にさいなまれながらも

ひたすら物を動かし続けた約一週間でした。





東北男3人衆で交代で運転しながら、慣れた道青森へ旅経ちました。




夜通し走った青森へ到着。春まだ浅い津軽です。




しばらくのお別れ。近いうちにまた活躍するときが必ず来るからね!



3日間で京都に舞い戻ると、町はすっかり桜満開の宴状態





世界中の観光客、日本の観光客が美しい古都、京都の桜を堪能している間、

ひたすら荷物の整理。ゴミのようになってしまったけどゴミなんてない。

大事に集めた宝物の数々をどう厳選するか、選択を迫られる辛さ。




不用品回収のトラックに放り投げられる姿は本当に身を切られるように辛い。

本当に大切なものって命以外ないのかもしれないけど


そして、3月30日で紫野庵とお別れをし、カギをお返ししました。

紫野庵も大徳寮もすぐに次の借り手の方が見つかり、

名前は変わっても、この建物を愛する方の新たな魂が宿っていくことでしょう。

京都という町が持つ高い美意識、歴史を守るかたくなまでの誇り、

自然と一体化したような町家の暮らし方まで、千年の歴史

百年の家、年月の重さを肌で学ばせてもらった15年でした。

京都に住まなかったらここまで実感できなかった日本人としての誇りを

しっかり持つことができました。










どの季節も本当に素晴らしかった。

京都を離れることでますます京都が好きになるのだと思います。




 

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