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これぞ、敬老風呂です(*^_^*)

2015年9月15日

日々、敬老邁進RX組です。

お年寄りを大切に思い、お年寄りに喜んでもらいたい、

さらには元気になってもらいたい。そのために介護にできることってなんだろう?

閉じ込められて、外にも出られず、寝かせきりにされて、安全だけを最優先して

寝たまま、ベルトで固定したお風呂なのか、洗い機なのかわからない状態で

入浴するというイレギュラーな生活では、決して決して楽しくなく、幸せではなく、

気持ちから元気を無くしてくのではないかと…。

日本人なら誰もが大好き、お風呂。一日の疲れを癒したり、一年の疲れを湯治にでかけたり、

おはらしょうすけさんは朝寝、朝酒、朝湯が大好きでって歌があるほどだから

贅沢の極みはお風呂で極楽気分を味わうことのはずである!

お風呂を極めようと、これまでの十数年、数々の施設のお風呂を改革してきました。

今回、まれの舞台でおなじみ石川県。

輪島出身のおじいちゃん、珠洲出身のおばぁちゃんたちが何人もおられます。

まぁんでいい風呂やわいね、と言ってもらいた~~~~いわいね。



いつものごとく、特浴室の広いあまりあるスペースに仮個浴スペースを作成していきます。

ホームセンターで買ってきたイレクターパイプを切って、台を作っていきます。

このイレクターをカットするカッターをひたすらくるくる回し続けて手にまめができて

かわいそうでした。そのくらい力の要る作業ですが、夢中で回してくれたんですね。



汚物洗いを隠すために、古建具を購入し足をつけて、目隠しに。



壁にクネットをつけて、シャワーフックをつけ、浴槽を置いたらお風呂のできあがり





秋らしい飾り付けをして雰囲気アップ



こんな「書」まで書いちゃった!



入浴マイスターが中心になって台風の目となり、ここからがスタートです。

仮浴室は高さがあって、初めは怖いと言われ、職員からは難しいと言われ、

とてもハードルが高い改革なのですが、この地点でのこのアウェーが後々とても

生きてきます。むずかしいのを乗り越えて必死に技術を学んだり、

どうやったらお年寄りに喜んでもらえるかと苦悩したり、この試行錯誤がとっても大切。

始めから悩みもしない、考えもしない、簡単でやりやすいものポンと与えられたら

人間ダメになってしまうのです。

人間は考える葦である。名言です

そして、こちらところ変わって愛媛県。

宇和島の手前の山あい、西予市の特養、寿楽苑。

仮浴室が完成しました。これから浴室本改修が始まります



クネット、シャワーフック、すのこの台、スロープ、階段、これで仮浴室完成です。



カーテンの隣は



こうなっております

11月末にはこちらの浴室改修が完成する予定です。

12月8日(火)午後からのお風呂オンリーセミナーは

「寿楽苑浴室完成記念セミナー」となっておりますので、

ぜひぜひ見学がてら、お越しくださいね

亀ちゃんがお待ちしています

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