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とくとくお披露目

2017年4月3日

4月1日、新年度スタートの日、昨日と何も変わらない一日なのに

改まった気持ちにさせてくれるこの日、愛知県津島市の住宅地の一角に

デイサービスとくとくが誕生しました。





偶然、外観がカタカナの「ト」に見えます。全くの偶然だそうです。



それもまたかわいいです。

とにかく、普通の住宅メーカーさんに建てていただいたので、

一階が店舗(デイ)2階が住まい、という自由設計とは言え、

いろいろなこだわりを入れ込むので、設計担当の方に、

紫野庵までお越しいただき、お年寄りがなじんで居心地よく

しかも使いやすく、働く人にとっても働きやすいという様々な

ポイントを実際見て感じていただいたことで、

「なるほど、こういうことですか」となおさら頑張って作っていただけたような

気がします。

その様々な要望によって生まれた中を写真ですが、ご覧ください。

香りと空気感がお届けできないのが残念ですが…。



玄関です。どこかで見たことのあるアンティーク下駄箱



アオヤマプロデュースではすっかりおなじみ、黒板塗装

子どもたちはお絵かき大好きです




ワンルームで見渡せながらも隠れる場所、静かにできるところ、


料理に参加するところ、休めるところなどゾーニングされています。





小窓の中は事務所スペースになっています。



和室で横になったり、お泊りもできます。押入れがあるのでお布団を収納できます。




奥の和室ではごろんとなったり、おしゃべりしたりできます。




床は無垢素材を使っていますので、はだしでいても気持ちいいですね。

このあとちびちゃんは転んじゃいましたが、衝撃は小さく、泣かなかったです



洗面台、「だんだん」です。




小さ目のトイレ。





広めのトイレ。




手洗いは無垢の板の上に素焼きの洗面ボールでおしゃれな雰囲気に。


壁紙の色といい、手洗い鉢の色といい、水栓のチョイスもとってもシックです。




そしてお風呂の入り口です。

建具はほぼ、京都からお嫁入りした古建具ですから、雰囲気は古民家のようです。

この建具はなかなかの高級感です。



青森ひばの香りがふわ~と満ちています。

坪庭も本格的。しかもお隣のほころび始めた桜が借景でなんとも贅沢。









今回特注で作った青森ひばの掃除入れ。手すりにもなります。



お風呂の床はフラットなので、入り口に滑りにくく危なくないグレーチングを配置。




洗い台はもちろん御影石でシックに決まっています。

楕円の穴は掘っていただいています。

手を掛けられるのと、シャンプーの泡などが下に設置されているグレーチングに

直接落ちるようにです。

2歳のRANAちゃん、何回かお手伝いしましたが、

すぐに自分で入って出られるようになりました。

お風呂も楽しい遊び場になっていました。






アオヤマ棟梁は、お祝いに下駄箱に手すり代わりになる枝を取り付けています。

写真にはありませんが、古ダンスの引き出しを持参していたので、

例によって、トイレや脱衣場にドライバーで打ち付けて

お祝いの品とさせていただきました

苦節(?)10年で立ち上げにこぎつけた林夫妻。

このあとともに死ぬまで長生きできる住まいであり、楽しむ場であり

ここに集まる皆さんとともに毎日を泣き笑いすることが仕事でもあるという

幸せこの上ない人生を紡いでいかれると思います。

苦労はいっぱいありますが、その苦労こそが幸せの証し。

29年度の初日、ほんとうに幸せの意味をかみしめさせていただきました。











 

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